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昨年の秋、私は同業者の仲間達と京都、北山のある青年林業家を訪ねた。
美しい山並みの山中で彼はゆっくりと語ってくれた。
「僕が今やっている仕事は、ひいじいさんが植えてくれた苗をじいさんと親父に育ててもらってるからこそ、やっと私が丸太を切ることができるというものなんです。

僕も子供や孫の代にも元気なこの山を残してやりたいと思って毎日、山で仕事をしているんです…」と。
決して見た目は派手ではない彼は、自信を持ってかみしめる様に語ってくれた。
おそらく世界各国の林業家達も同じ気持ちで山と向き合っているのではないだろうか?
こんな熱い気持ちが詰まった木材で建てる家はきっと温かいに違いない。いや、温かくない筈がない。
私は感慨に浸りながら山を後にした。

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